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カメラ監視に特化した高画質・高圧縮 コア・テクノロジー
KAMコーデック(KAM圧縮)とは


ネットワークを通じて動画を送る場合、MPEGなど一般の映像圧縮方式ではエンコーダーから強制的に決められたデータを送信するため、 データ量がネットワークの容量を超えると送りきれなくなり、データ欠損が生じます。このためカメラ台数が多いシステムではデータ欠損が発生しないよう膨大なネットワーク容量を確保する必要があります。
KAMコーデックでは、クライアント側(表示パソコン)から映像データをリクエストする方式なので、データが届くまで待ち、一つの要求が完了するまで次の映像要求を出さないために、ネットワークがオーバーフローすることはなく、なおかつ、下記に述べるように圧縮率が非常に高いため、ネットワークの負担が大幅に軽減されます。ネットワーク容量が限られた動画伝送システムや、数10台、数100台以上のカメラ映像を同時に伝送する大規模な監視システムには最適な映像圧縮方式といえます。

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KAMコーデックの主な特長

(1) 優れたリアルタイム性
圧縮、再生の遅延時間は100ms(MPEGの1/4以下)

(2) 可変ビットレート方式
画像の内容に応じて部分的に圧縮率を変化させることにより、細部の情報を忠実に残しながら全体の圧縮度を上げています。文字や顔、線などの情報を鮮明に伝送、録画できるため、証拠能力が高く監視システムには最適な圧縮方式です。
KAM (可変ビットレート方式)圧縮イメージ
MPEG (固定ビットレート方式)圧縮イメージ

※KAM方式(左)では、空や壁などの情報量が少ない部分は大きなブロックで圧縮
 度を上げ、 人物や文字など変化の細かい部分は小さなブロックとして形状を忠
 実に伝送します。一方、MPEGなどの固定ビットレート方式(右)では、全画面が均
 一な圧縮率となります。


(3) 3次元圧縮(差分伝送方式)
独自の方式で基準画像との差分データだけを伝送するので動く部分が比較的小さい監視システムやテレビ会議システムでは伝送・録画データ量が大幅に低減されます。
基本画像(左)との差分データ(右)だけを送るので伝送データは小さくなる。
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KAM CODEC(KAM圧縮) 一般動画 CODEC(MPEGなど)
対象映像 カメラ映像 映画など
対象画質 証拠能力 人の目
特  長 画質固定(ビットレート可変) 画質変動(ビットレート固定)
優先圧縮映像 動きのないもの、大きなもの 動きのあるもの、細かいもの
圧縮単位 可変ブロック(画素単位) 固定ブロック単位

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圧縮後のデータ量比較(当社測定値)


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Copyright(C) K&M ENTERPRISE Inc. All rights reserved. Up date 2007.04.01